なぜ梯子の上で技を披露したり、木遣り(きやり)歌なのか? |
江戸時代の消火活動は、放水消火ではなく、延焼を防ぐのを目的に、周囲の家を取り壊す 「破壊消火」が中心でした。 そのため、町火消は鳶職出身者が多かったのです。 元々、鳶ははしごを使って作業を行う仕事。 高所での危険な作業に求められるのは、機敏さ、慎重さ、勇敢さであり、それは火消の仕事も同じこと。 そんな理由から、町火消が消火活動のためにはしごを取り入れ、出初式でもその技を披露するようになったのです。 現代の出初式はしご技を披露しているのも、鳶職の人たちです。 一方「木遣」は、大木などを運び出すときの掛け声や音頭取りの歌が起源になったとも言われている。本来大勢で作業するとき力を合わせるために歌うもので、鳶職人が仕事中で歌ってきました。 そのため、木遣も自然と町火消の中に溶け込み、受け継がれていった。 消火時には、サイレンの代わりにもなったとも考えられています。 |
右灰吹に腹の中心をのせ左右の灰吹の外側から右手首と二の腕でからみ頭を横正面に向けて、左手と両足を同時にのばす。
灰吹の上に尻をのせ、右足を灰吹にからませ左足を膝の上にのせる。
灰吹に首をのせ安定したら手を叩き、両手両足を同時に開く。
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鳶口(とびぐち)
トビの嘴(くちばし)のような形状の鉄製の穂先を長い柄の先に取り付けた道具。
丸太や原木など木材の移動・運搬・積み上げや、木造の建築物の解体や移動(曳き屋)に使用される。古くは鳶職を中心に組織された町火消の消防作業に使われた。このため鳶職という名が冠されたともいわれる。